我家のパンドラの箱・・・

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Aloha!!!

 

「今日、ついに我家のパンドラの箱を開けてしまった!二回吐きそうになった!」

 

冷蔵庫を開けると大きな糠漬けのホーロー容器がある。

これが我家の「パンドラの箱」。

絶対に開けてはいけないパンドラの箱こと・・・糠漬けのホーロー容器。

毎日毎日「邪魔だな!」と言いながら・・・騙し騙し約一年が経った。

去年の夏までは・・・キュウリやナスそして人参等を糠漬けにしていたが、

なかなか美味しい糠漬けが出来ないので一年前に諦めた。

でも・・・そのままの状態で・・・見て見ぬふりを一年間。

 

彼女が「ねえ!今日、例のアレをアレ(始末)しといてよ!」と出掛けて行った。

「ゲッツ!ついに、この日が来たか!」

(でも嫌な事は先にやるタイプのおっさん!何時でも良い事は一生やらない!)

「さあ!パンドラの箱を開けるか!結構勇気が必要だ!」

 

冷蔵庫からパンドラの箱(糠漬けのホーロー容器)を出してカウンターに移動。

(結構重いぞ!宝物が詰まってそうだな?いやこの重さは「悪と災い」の重さだ。)

気持ちはギリシャ神話に出てくるエピメテウス(だっけ?)ゼウス(だっけ?)!

「1・2・3 で開けるぞ!よーし!・・・1・2 の3イヤ無理だ!先ずは一服しよう!」

「そうだ!ビールを1缶呑もう!勇気と酔いが必要だ!」

 

1缶呑み終えて・・・。

「さあ!我家のパンドラを外に出すぞ!1・2 の3ーーーー!」

パカッ(蓋の音)

「げーーーっつ!ゲロゲロ(沈黙)・・・(涙目)キツイ!」直ぐに蓋を閉めた。

(何か?スゲー臭くて・・・全体の表面が赤っぽかったぞ!)

(そうだ・・・大きなビニール袋が必要だ!)

(ビニール袋を広げて・・・容器を瞬時に逆さまにししてビニール袋へ。)

 

再び・・・蓋を開けた!

「ゲロゲロ・・・臭い!気持ち悪い!地獄絵図だ!」

学生時代に友達が、

「死体洗いのバイトがあるようだ!金になるみたいよ。」って話を思い出した。

そのバイトはこの作業と同じくらいに恐ろしいバイトなのだろうか?

涙目で・・・容器を逆さまにして・・・容器の底をバンバン叩いて・・・

「わお!すぽっと綺麗に・・・ビニール袋にパンドラが・・・イン!」

直ぐにビニール袋の口をシッカリ結んで完了!

 

完了後・・・ビールをもう1缶呑みながら・・・「良い仕事をした!」

「我家は二度と糠漬けに挑戦しない方が良いな!」と痛感した。

 

「お宅のパンドラの箱は出来る事なら開けないように!」

「好奇心で開けると・・・地獄が待っている!」

 

Mahalo.