何処までがレイシズムになるのか?・・・

Photo : Saddle Rd., Big Island.

 

ALOHA.

 

「Facebookに掲載されたボディーソープ『Dave』のCMが人種差別と・・・。」

 

上着を脱いだ黒人女性が白人女性に変わるというCM。

人種差別との非難が相次いでユニ・チャームの傘下のDaveが謝罪した。

 

DaveはTwitter上で、

「有色人種の女性をきちんと表現するには的外れなモノだった」と釈明した。

FacebookでCMを掲載したのにTwitterで謝罪するって良く分から無いが?

(TXで流したCMの内容をCXで謝罪する様なもんじゃあ無い?)

 

これがそのCM、本当は3秒のCMだけど見つからなかった。

 

「まあ、確かにこのボディソープを使えば黒く汚れた肌が白く綺麗になる。」

って見えなくも無い。

 

「制作者は『黒く汚れた肌=黒人は汚いって』が根底にあるのかな?」

若しくは、黒人がDaveを使ったら黒人が白人になれるって事か?

 

きっと製作者は。

「全ての女性のために。」ってコンセプトだから複数の人種を出したんだろうが?

「あーーそうか?なるほどね。」って成らないだろうな?

だって・・・商品がボディソープだからね。(洗顔石鹸だって同じだと思う)

 

昔々、

中国の洗濯機のCMで黒人を洗濯機に入れると白人になって出て来るのがあった。

このCMと同じ次元(ノリ)なのかな?

 

 

「今の米国は全ての人種に配慮して全員出さないとレイシズムと非難受けるから、

いつもの調子で『全人種集合!』って感じで制作しただけじゃないのかな?

どう配慮しても受け手が悪意的に捉えたらもう成す術が無いよな。」

※おっさんの単なる感想なので・・・悪しからず。

 

「日本は単一民族だからCM制作者は良かったね!こんな苦労する必要が無いから。」

こんな苦労し無くて良いのに・・・最近の日本のCMは訳分から無いのが多いな。

 

 

【追記】

“Political Correctness”

政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉

や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・

婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現、およびその概念を指す。

(Wikipediaより)

「要するに『差別的な表現をなくそう』とする概念の事。」

 

Political Correctness を日本語に直訳すると「政治的正しさ」・・・意味分からない!

 

 

MAHALO.

 

 

 

 

 

三つの効果・・・

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ALOHA.

 

「キャー!朝起きたら部屋の中の気温が0度だった!部屋の中で凍死するぞ!」

 

「この冬で今朝が一番寒い!6時半の気温がマイナス2度。寒すぎて気絶するよ。」

 

こんな寒さでパパイヤが育つ訳が無いよ・・・人間だって育たないよ。

外に放置プレイ中のイタリアンパセリが凍ってた。

 

この寒さの中でも、メジロは蜜柑を求めてやって来る。

あんな小さな身体のメジロも生きるために必死だ。

「彼らの為にも蜜柑を切らしてはいけないな。」

 

昨夜、出張でカンボジアのプノンペンに行っている彼女から電話があった。

「プノンペンは33度よ、Tシャツ1枚でも暑くて。」だって。

スゲー羨ましい、しかし腹ただしくもある・・・複雑な感情が湧き上がってくる。

 

 

 

前戯はこれくらいにして、話は変わるが・・・。

 

少し為(ため)になる話を。

広告代理店D社のマーケティング局にいた頃に学んだ事を。

マーケティング用語に、

消費の外部性(企業経済活動が人々に影響を及ぼす事)に関する三つの効果。

「バンドワゴン効果」・「スノッブ効果」・「ヴェブレン効果」がある。

 

・バンドワゴン効果

ある製品に多くの需要がある場合、人々はその製品に対する需要が大きくなる効果。

簡単に言うと・・・。

例えば、飲食店で行列を作っているお店があると、

「行列が出来る位だから、そのお店の料理は美味しいに違いない。」と思い込む。

(多くの人が買っているモノは良いモノに違い無いと評価してしまう。)

マスコミ等による情報発信が行動に影響を及ぼす「アナウンス効果」でもある。

(強力なパブリシティ活動の結果であるが、直ぐに廃れ、新しいモノへ移行する。)

 

※このバンドワゴン効果は、計画的行われる事がある。

昔々、銀座通りに紳士服チェーン店が出店時に、

開店時間前から多くの広告代理店担当者が店頭に並んだ。

その様子を仕込んでいたTV局の情報番組スタッフに撮影させ番組で放映させた。

 

・スノッブ効果

バンドワゴン効果とは反対に多く人達の消費が増えるほど需要が減少する効果。

簡単に言うと・・・。

例えば、「皆が使ってる iPhone は嫌だ!私は差別化するために他のにするよ。」

(皆が持っているモノや簡単に手に入るモノは嫌だ!そうだ、限定品が良いな。)

飲食店で言えば、並んでまで料理を食べるのでなく、もっと美味しい店を見つける。

 

・ヴェブレン効果

製品の価格が高まる程、その製品の効用(価値観)も高まるという効果。

簡単に言うと・・・。

ある有閑階級(お金持ち)の人達が持っているモノは良いモノとされ、

価格が高い程、顕示的消費(周囲からの羨望の眼差しの為の消費)が増加する。

叶姉妹や神田うのが高価な装飾品等を見せびらかせて付けていると、

「あの人達が付けているんだから、きっと良いモノなんだよ!私も欲しい。」

「そして、私も頑張って買って皆に見せびらかしたい!」

(一般ピープルが、無理して高級ブランド品を買う訳だ。私凄いでしょう!)

 

理解出来た?

もっと簡単に言うと。

バンドワゴン効果・・・皆が並ぶ程だから、良いモノに違いない。だから私も並ぶ。

スノッブ効果・・・私は皆と一緒じゃあ嫌だ。皆が持ってい無いモノを選ぶ。

ヴェブレン効果・・・皆に見せびらかしたいからリッチな叶恭子と同じモノを買う。

こんな感じかな?

 

「要は、『流行』・『希少性』・『高級感』の三つの要素を上手く使うかが重要。」

 

【追記】

昨日「沖縄では雪が降らなかった。」と書いた後、

夜9時頃になって、「みぞれ」が降った様だ。(みぞれは雪とみなされるらしい。)

よって、沖縄では観測史上初めて雪が観測されたとの事だ。

「きっと、後にも先にも・・・沖縄で『正真正銘の初雪』って事だね。」

 

MAHALO.