魔法の・・・

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Aloha!!!

 

「台風11号・・・寸分狂わず日本を縦断しそうな気配!それもジワリジワリと!」

 

話は359度変わるけど(360度だと台風の話になっちゃうから・・・)。

世の中には「魔法」って言葉に弱い人がいるね。

おっさんの直ぐ側にも一人いる。

「魔法の水」や「魔法の洗剤」そして「魔法の椅子」・・・。

 

「今後洗濯する時にこれを使うよ!」って出してきたのがマグネシウムが入った袋。

確か名前は「マグちゃん?」か「ルミちゃん?」とか言ってたような。

「洗濯物は奇麗になるし洗濯層も綺麗になる。お風呂に入れても水が綺麗になる。」

「へーっつ!スゲーな!幾らくらいするの?2個で。」

「それは言えないけど・・・。」

何度、値段を聞いても言わない・・・(こりゃあ高いんだな?1個1,000円位か?)

 

数日経って・・・ネットで調べてみたら「何と!1個2,600円!2個で5,200円!」

「馬鹿?たかが洗濯するのに・・・5,200円の物を入れて洗濯する訳?」

「1年間使えるんだよ!」だって・・・さ。

 

昔々若い頃、同じ部署の大先輩(当時40代後半)が、

「俺、会社辞めて会社を起こすから、お前も一緒にやるか?」って言われた。

「どの様なビジネスですか?広告系かSP系それとも媒体系か映像系ですか?」

「これからは、そんな事やってる時代じゃあ無いんだよ!もっと凄い話だよ!」

「えっつ!何ですか?それは?」

「魔法の液体だよ!」

「魔法の液体?」

「おう!魔法の液体で大儲けだよ!ビル建てちゃうよ!別荘も買うよ!」

「どんな液体ですか?」

「よし!これから飲み屋に行って・・・飲みながら話そう!付いて来いよ。」

「まだ・・・昼過ぎですが・・・。」

「今は仕事より『魔法の液体』の方が優先だろう?!ビル建っちゃうんだから。」

 

飲みながら聞いた話は・・・、

「油や海水や汚水等に、その液体を混ぜると栄養たっぷりの真水になる。」って話。

「もう、既に『魔法の液体』をコンテナ2個分輸入して手元にある。」だって。

一応は真剣にその話を聞く振りはしていたけど・・・内心・・・、

(くだらねーーーっつ!胡散臭い!アホで詐欺みたいな話を真顔でしてるよ。)

まあ・・・飲み代はご馳走になったので良かったけど、

もし割り勘だったら暴れちゃうよ!

 

それから数カ月後、その先輩が退職する時に・・・、

「儲かったら連絡するから待ってろよ。役員として呼ぶからな!」

(この人マジにやるんだ?家族の人達は反対しなかったのかな?)

(上空10,000メートルからパラシュートも付けずに飛び降りる様なもんだな?)

「頑張ってください!是非ご連絡お待ちしています。」

 

「何十年も経つけど・・・未だに連絡が無いなーっつ。生きているのかな?」

騙されやすい先輩だったもんな?

確か「魔法の液体」の前は・・・何かのネットワークビジネスで大損こいてたな。

 

我家も次は、

「絶対死なない魔法の水」か「癌がすっかり無くなる魔法の水」かな?

ひょっとしたら「死んだ人が生き返る魔法の水」かもね。

 

「魔法って言葉に弱い人いるね?・・・世の中は平和だからかな?」

「完全に平和ボケだな?」

「こりゃあ、竹槍を持ってパレスチナのガザ区に行って戦ってこないと駄目だな!」

 

Mahalo.