ALOHA.
「一日中雨が降って寒かった!明日は暖かそうで良かった良かった。」
今朝は可燃ゴミの収集日。
ゴミを収集所に持って行くのはおっさんの仕事。
ゴミを置いて、カラス除けの網を掛けていると・・・。
「あれ?丸くて小さいモノがあるけど何だろう?」と思い良く見ると。
「あーーっつ!雀の雛がモゾモゾしてる!」
全身雨に濡れて飛べ無いらしい。
急いでカメラを持って再びゴミ収集所へ。
「凄く可愛い!けど・・・このままじゃあ可愛そうだ!」
親鳥らしい雀が直ぐ上の電線でチュンチュン鳴いている。
この雛を雨の当たらない場所に動かしたいが、親鳥が心配するかな?
取敢えず、雨が掛からない様に落ちていた段ボールを傘にしてあげた。
「暫く様子を見よう。」
お昼頃、気になって見に行くと・・・まだ居てブルブル震えていた。
傘代わりにしていた段ボールが無くなっていた。
「可愛そうに、ゴミ収集の人が段ボールをゴミだと思って収集しちゃったか。」
「しょうがない、我家に持って行って乾かしてあげよう。」
小さな段ボール箱にTシャツを敷いて準備。
手で掴むと・・・「小さくて可愛い!」
こんな感じ。
口ばしが黄色いね「口ばしの黄色いヤツだ。」
「少し羽が乾いてきたゾ!『チュン』って鳴きやがった!」
Tシャツで拭いてあげたり、掌に乗せたり・・・「可愛いな。」
でも・・・このままじゃあ不味いな?
すると、彼女がネットでこんなサイトを見つけてメールで教えてくれた。
【すずめSOS】
http://www.geocities.jp/suzumesos/
「世の中スゴーーーク便利だね!こんなサイトがあるよ。」
このサイトを読むと、この雛は「巣立ち雛」らしいぞ。
巣立ち雛は、早く親鳥に返して上げなくていけないらしい。
「別れるのは寂しいけどお別れだね。」
段ボールに入れたままゴミ収集所の近くの安全な場所に置いておくか。
置いた瞬間・・・ヘロヘロしながら飛んで草むらの中に・・・。
「おう!飛べる様になったジャン!でも・・・少しは後ろを振り返ってくれよ。」
「果たして親鳥に会えたんだろうか?」
「お陰で心が洗われたよ。あんな小さな鳥も一生懸命生きているんだニャー。」
今でも掌に乗せた感触が残っている。
大きくなったら遊びに来るかな?
「あの時はありがとうチュン!」いや「遊ばれて迷惑だったよチュン!」かも?
MAHALO.