三つの効果・・・

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ALOHA.

 

「キャー!朝起きたら部屋の中の気温が0度だった!部屋の中で凍死するぞ!」

 

「この冬で今朝が一番寒い!6時半の気温がマイナス2度。寒すぎて気絶するよ。」

 

こんな寒さでパパイヤが育つ訳が無いよ・・・人間だって育たないよ。

外に放置プレイ中のイタリアンパセリが凍ってた。

 

この寒さの中でも、メジロは蜜柑を求めてやって来る。

あんな小さな身体のメジロも生きるために必死だ。

「彼らの為にも蜜柑を切らしてはいけないな。」

 

昨夜、出張でカンボジアのプノンペンに行っている彼女から電話があった。

「プノンペンは33度よ、Tシャツ1枚でも暑くて。」だって。

スゲー羨ましい、しかし腹ただしくもある・・・複雑な感情が湧き上がってくる。

 

 

 

前戯はこれくらいにして、話は変わるが・・・。

 

少し為(ため)になる話を。

広告代理店D社のマーケティング局にいた頃に学んだ事を。

マーケティング用語に、

消費の外部性(企業経済活動が人々に影響を及ぼす事)に関する三つの効果。

「バンドワゴン効果」・「スノッブ効果」・「ヴェブレン効果」がある。

 

・バンドワゴン効果

ある製品に多くの需要がある場合、人々はその製品に対する需要が大きくなる効果。

簡単に言うと・・・。

例えば、飲食店で行列を作っているお店があると、

「行列が出来る位だから、そのお店の料理は美味しいに違いない。」と思い込む。

(多くの人が買っているモノは良いモノに違い無いと評価してしまう。)

マスコミ等による情報発信が行動に影響を及ぼす「アナウンス効果」でもある。

(強力なパブリシティ活動の結果であるが、直ぐに廃れ、新しいモノへ移行する。)

 

※このバンドワゴン効果は、計画的行われる事がある。

昔々、銀座通りに紳士服チェーン店が出店時に、

開店時間前から多くの広告代理店担当者が店頭に並んだ。

その様子を仕込んでいたTV局の情報番組スタッフに撮影させ番組で放映させた。

 

・スノッブ効果

バンドワゴン効果とは反対に多く人達の消費が増えるほど需要が減少する効果。

簡単に言うと・・・。

例えば、「皆が使ってる iPhone は嫌だ!私は差別化するために他のにするよ。」

(皆が持っているモノや簡単に手に入るモノは嫌だ!そうだ、限定品が良いな。)

飲食店で言えば、並んでまで料理を食べるのでなく、もっと美味しい店を見つける。

 

・ヴェブレン効果

製品の価格が高まる程、その製品の効用(価値観)も高まるという効果。

簡単に言うと・・・。

ある有閑階級(お金持ち)の人達が持っているモノは良いモノとされ、

価格が高い程、顕示的消費(周囲からの羨望の眼差しの為の消費)が増加する。

叶姉妹や神田うのが高価な装飾品等を見せびらかせて付けていると、

「あの人達が付けているんだから、きっと良いモノなんだよ!私も欲しい。」

「そして、私も頑張って買って皆に見せびらかしたい!」

(一般ピープルが、無理して高級ブランド品を買う訳だ。私凄いでしょう!)

 

理解出来た?

もっと簡単に言うと。

バンドワゴン効果・・・皆が並ぶ程だから、良いモノに違いない。だから私も並ぶ。

スノッブ効果・・・私は皆と一緒じゃあ嫌だ。皆が持ってい無いモノを選ぶ。

ヴェブレン効果・・・皆に見せびらかしたいからリッチな叶恭子と同じモノを買う。

こんな感じかな?

 

「要は、『流行』・『希少性』・『高級感』の三つの要素を上手く使うかが重要。」

 

【追記】

昨日「沖縄では雪が降らなかった。」と書いた後、

夜9時頃になって、「みぞれ」が降った様だ。(みぞれは雪とみなされるらしい。)

よって、沖縄では観測史上初めて雪が観測されたとの事だ。

「きっと、後にも先にも・・・沖縄で『正真正銘の初雪』って事だね。」

 

MAHALO.