ALOHA.
「毎月末の金曜日は『プレミアムフライデー Premium Friday』なんだってさ。」
「経済産業省と日本経済団体連合会が個人消費を喚起するため、
毎月末の金曜日は仕事を3時に切り上げて、
買い物や旅行や娯楽等にお金をジャンジャン使ってね。」って事らしい。
今朝の情報番組でも、散々この「プレミアムフライデー」の情報を垂れ流していた。
・3時間早めに仕事を切り上げるので、東京から大阪に行っても夕方には着く。
・夕方7時30分のホノルル行き間に合って、朝7時30分にはホノルルに到着出来る。
・サントリーのプレミアムが1杯目は無料。
・経済評論家が「経済効果が6,000億円。」と息巻いていた。
でも・・・悲しいかな・・・。
「プレミアムフライデー」を採用する企業は日本の企業全体の2.2%だってさ。
「おーい、経済評論家!日本企業全体のたった2.2%の人達が6,000億円消費するの?」
「2.2%で6,000億円だったら、もし100%だったら約30兆円の経済効果になるぞ!」
散々、多くの楽しい事やメリットを並べておいて・・・。
最終的に「採用する企業が2.2%、採用し無い企業55%、残りは検討もして無い。」
の数字を出しながら・・・、
「残念ながら『プレミアムフライデー』は現実には厳しいですね。」で締め括った。
「10分の時間と説明パネルを使いプレミアムフライデーの詳細を説明して、
最後の数秒で・・・現実的で無いことを説明しちゃったよ。」
「何だよ!盛り上げるだけ盛り上げておいて『現実的で無いですね。』で終了?」
現実的で無いのに、経済効果6,000億円って数字は何処から引っ張り出したんだ?
6,000億円の説明は全く無かった。
現実問題、月末の最終金曜日に暇なのは総務や人事等の事務部門だけだろう?
営業等の数字を作っている部門は、躍起になって数字作りで忙しい筈だと思うよ。
「今月の目標数字が未達になりそうだ!」って言いながら死に物狂いだよ。
只でさえ残業問題で経営者は国からのプレッシャーに押しつ潰されそうなのに、
これ以上「仕事はしなくて良いから早く帰れ!」なんて口が裂けても言えないよ。
「まあ、今の日本はこんなもんかな?色々と政策するが全て『絵に描いた餅』だ。」
政策するのが公務員だから・・・世間とのズレで適切な政策が立てられない。
【追記】19:30
結局は経済産業省の調べで、プレミアムフライデーを導入したのは120社だってさ。
日本の法人企業は258万社ある、その内の120社がプレミアムフライデー導入。
2.2%どこじゃあ無くて・・・電卓をポチポチ押したら・・・0.00465116%。
この120社はよっぽど儲かっている会社か、ヤケクソニなっている会社かだな。
※内情をみると・・・午後を有給扱いしている企業もあるらしい。
「結局は有給扱いかよ、外見はプレミアムフライデー導入だけどさ・・・。」
MAHALO.