近所の小さな酒屋の会話・・・

ALOHA.

 

「真夏の気候!気温は30度近くある、しかし南南西の強風で洗濯物が飛び捲り!」

 

海からの潮や砂が我家まで飛んで来ている。

「この潮や砂で育てている植物が枯れてしまう。」

 

 

 

 

昨日、近所の小さな酒屋で・・・。

店の親父と買い物に来た親父のマヌケな会話を耳にした。

 

買物の親父「おい!自動販売機でビールを2本買ったら売り切れになった。」

酒屋「もう、売り切れですか?今朝、補充したばかりなのに。」

買物の親父「おう、早く補充するか?店内のビールをくれ。」

酒屋「今朝、2缶補充したのに・・・店内にビール無いんですよ。」

買物の親父「えっ!自動販売機に2缶補充した?何の事か全く分からん?」

酒屋「いや、1銘柄3缶しか入れてませんから・・・沢山入れても売れないから。」

買物の親父「何?自動販売機に1銘柄たった3缶しか入って無いのかね。」

酒屋「はい・・・値上げしたら益々売れなくなって・・・。」

買物の親父「そりゃあ売れねーべ!一気に30%も値上げしたら。」

酒屋「明日、1ケース仕入れないと・・・。」

買物の親父「酒屋がたった1ケースしか仕入れないのか?店畳んだらどうだ?」

酒屋「・・・。」

 

まあ、この酒屋は昔から商売やる気ないからな。

店内に大きな冷蔵庫はあるが一度も電源が入っているのを見た事無いし。

店内の照明も消していて真っ暗状態。

 

昔々、自動販売機の値段が店内の値段より10円安い時期があった。

「何故?自販機の値段と店内の値段が違うの?同じ商品なのに?」と聞いた。

「自販機の電気代はメーカー負担で、店内の冷蔵庫の電気代は店が払っている。

だから・・・自販機の商品を安くして店内のは高くしてある。」だって。

「じゃあ、店内の商品は売れないでしょう?」

「全然売れない・・・そろそろ店内の冷蔵庫の電源を切ろうと思ってる。」

 

「1銘柄3缶しか入って無い自販機って?電気代がメーカー持ちだから良いのか。」

商品の仕入れ代金は店持ちだから3缶しか入れないんだな。

 

MAHALO.

 

 

 

 

 

ちくしょーめ!明日からビールの値上げ・・・

ALOHA.

 

「明日からビールが値上げされる・・・安売り規制法案強化だ!ふざけるな!」

 

数日前から、6月1日より酒類の値上げがTVニュースで報じられ始めた。

実は、昨年5月に殆ど議論もされずにひっそりと本年6月1日より施行する、

法案が可決されていたのだ。

 

 

【正式名称】

「酒税法及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律」

【通称】

「安売り禁止法」

 

勿論、これは法律なので法律違反をすると厳しい罰則がある。

行き過ぎた酒の安売りを続ければ「酒類販売免許取消処分」もある。

また、原価と販売管理費の合計額を下回る安売りを続けた場合も適用される。

 

この法律が与野党合意の内にたった1人の反対票があっただけで、

審議も殆ど無しに2016年5月27日に可決成立しました。

(因みに1人の反対者は山本太郎。)

 

 

日本は若者の飲酒が極端に減っている。

よって、アルコール課税がピーク時の半分に減っている。

(平成6年2.12兆円 → 平成26年1.33兆円)

 

酒安売りを規制して一般酒販店(町の酒屋)の保護と税収アップを狙っている、

思惑が見え見えだ。

 

製造メーカーは酒類卸店からの値下げ要請に応える必要性がなくなる。

量販店も赤字覚悟のセールをやる必要なくなる。

製造メーカーも量販店も値上げは痛くも痒くも無い。

町の小さな酒屋は「量販店の客が店に戻って来る。」って大喜び。

 

「結局は『酒安売り規制法』が施行されれば、懐を痛めるのは庶民ばかり。」

悔しいね!・・・次はタバコの値上げだろうな!ちくしょーめ!

 

MAHALO.