Hilo Hattie ・・・

09435-3

ALOHA.

 

「ヒロハッティの親会社Pomare Ltd. が会社更生法の手続きを申請したらしい。」

 

「二度目の会社更生法の手続きか・・・キツイな・・・。」

 

マウイ島のヒロハッティに勤めてる知り合いの日本人女性は大丈夫かな?

「心配だ!ただでさえ、給料が安い!ってこぼしてたのに・・・。」

 

日本の場合の「会社更生法」は、

経営破綻に陥った企業を潰さずに再建を行う手続を定めた法律。

「簡単に言えば・・・裁判所の監督の元に管財人が破綻した企業を再建させる事。」

(再建させて軌道に乗ったら更正手続きの後に会社の経営者へ戻す。)

 

ただ、残念な事に・・・。

日本の企業の再建率が非常に低い、これは「失敗を許さない国民性」によるもの。

一度事業に失敗したら、まず再起出来ないという現実がある。

倒産した経営者が待っているのは殆どの場合、夜逃げ・一家離散・自殺といった

悲惨な運命の様だ。

しかし、サラリーマン社長(雇われ社長)の場合は、

夜逃げをしたり、首吊りをすることはまず無い・・・さっさと逃げて再就職する。

 

「JALは国税を使って再建したけど・・・納税者の国民には全く還元されてないね!」

 

アメリカの会社再生法ってどんな感じだろう?

(恐らく、日本の経済や法律はアメリカのコピペだから同じかな?調べてみた。)

 

アメリカには「連邦倒産法」って個人や企業の倒産処理手続を定めた法律がある。

「連邦倒産法」は9つのチャプター(章)に分かれている。

・第1章 総則

・第3章 案件管理

・第5章 債権者、債務者、及び財団

・第7章 清算

・第9章 地方公共団体の債務整理

・第11章 更生

・第12章 定期的収入のある農家もしくは漁師の債務整理

・第13章 定期的収入のある個人の債務整理

・第15章 国際倒産

(幾つか抜けてるけど・・・必要無くなったから削除されたのかな?)

 

「もう、駄目だよ!二進も三進も行かないよの場合・・・第7章 清算。」

「いやいや!まだ試行錯誤すれば何とかなるかもの場合・・・第11章 更生。」

 

「第11章 更生」が日本の「会社更生法」にあたるようだ。

(但し、調べてみると・・・日本の「民事再生法」に非常に近い内容だ。)

「第11章 更正」はChapter 11 (チャプターイレブン)と呼ばれている。

 

さて、「第11章 更正」・・・チャプターイレブンとは?

全ての債権回収や訴訟が一旦停止される。

(債権者がギャーギャー言わなくなる。)

事業を継続しながら、過去の「負の遺産」を法律によって強制的に断ち切り、

(過去の借金や負債が断ち切りになる・・・良いジャン!)

存続価値のある企業を目指して経営再建に専念する事。

(頑張って経営活動に邁進するが・・・先ずはリストラを断交する。)

比較的短期間での再建を可能としなければならないらしいよ。

 

例えば・・・チャプターイレブンが適用された企業。

・リーマン・ブラザーズ(2008年)

・ポラロイド(2008年)

・クライスラー(2009年)

・GM (2009年)

GMはワゴナー前会長がチャプターイレブンの適用を猛反対していた様だ。

「経営破たんしたメーカーのクルマを好きこのんで買う客はいない!」って。

結局、GM は国有化になったよね!・・・今はどうなのかな?

 

「先ずチャプターイレブンを適用すると、債務の圧縮や大規模リストラが起きる。」

「ヒロハッティに有力なスポンサーが付けば良いのだが!」

 

※マウイ島ラハイナのヒロハッティって外から店内が見えないんだよね。

何故?店内を見える様にしないんだろうか?・・・不思議だ。

 

MAHALO.