借りたもん勝ちだ・・・

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ALOHA.

 

「午後2時半頃、地震があった・・・茨城が震度5弱、東京震度4、湘南震度2。」

 

スマホのけたたましい「緊急地震速報」を知らせる音。

新しくしたスマホにもこんな機能がある事を知った。

 

 

ついにギリシャはIMF(国際通貨基金)に債務返済が出来なくなった様だ。

金額16億ユーロ(日本円で2,140億円)。

EU(欧州連合)との金融支援交渉がまとまらない場合は、

デフォルト(債務不履行)となる。

 

2010年に2,400億ユーロ(日本円で32兆円)を分割でギリシャに支援している。

最後の数億ユーロを支援する時に、

「待ってよ、ギリシャは返すつもり無いぞ!最後の数億ユーロは支援しないよ!」

「最後の数億ユーロを支援してくれないと、16億ユーロは返せないよ!」

「あれ?それじゃあ完全に自転車操業じゃん!」

「これで最後なのに、次の返済時にお金が無いジャン!駄目だなこりゃあ!」

って感じでしょう?!

 

ブチス内務相が「国庫には存在しない。この金は支払われないだろう。」だって。

「完全に開き直っちゃったな!」

 

例えば簡単に言うと・・・。

【自発的な債務再編】

おっさんがビル・ゲイツに1,000円貸したとする(絶対に有り得ない事だけど)。

ビル 「おっさん、給料が減ったから借りた1,000円返せないよ。」

おっさん 「止めてよ!絶対に返して頂戴よ!」

ビル 「じゃあ、俺は自己破産するよ。そうすれば返さなくて良くなる。」

おっさん 「ちょっと待ってよ!少しずつで良いから返してよ。」

ビル 「じゃあさ・・・毎月10円ずつで100カ月でどうかな?これが限界だよ!」

おっさん 「待ってよ!じゃあ、毎月10円で100カ月で良いよ!」

ビル 「だったら、何とかなるかも?じゃあ毎月10円返すよ。」

おっさん 「じゃあ、宜しくね・・・必ず毎月10円で8年ね。」

 

【強制的な債務再編】

おっさん 「ビル・・・早く1,000円返してよ。」

ビル 「えーっつ!無理だよ、返せないよ。無理!無理!返せないよ。」

おっさん 「ちょっと待ってよ!何とかならない?」

ビル 「無理だよ!マイクロソフトもクビになっちゃたから!」

おっさん 「・・・何とかならないかな?」

ビル 「100円だったら何とか返せるよ。これが限界だよ、ごめんね。」

おっさん 「・・・分かったよ・・・100円で良いよ・・・900円大損だよ。」

 

これらは「弱者の論理・・・(お金を借りている人は弱者)」

あくまでも、お金を借りている人が納得する内容でなければならない。

「今のギリシャは『自発的な債務再編』の状態。」

 

 

ギリシャの人口が1,100万人で、公務員の人数が国民の10%の110万人位。

労働人口比率で公務員が30%もいる。(労働者10人の内3人が公務員)

もっと凄いのは、労働人口の50%が失業者。

こんな状態では絶対に返せないと思うけど・・・。

 

ギリシャが債務不履行(デフォルト)してしまうと。

◆ユーロ圏からの脱退。

脱退したら2,400億ユーロの内、10%程度の回収率となる

◆ギリシャの国債は紙切れ同様となる。

◆ギリシャ独自の通貨、ギリシャ・ドラクマの復活

しかし、ギリシャ・ドラクマの価値は非常に低くユーロの半分以下になる。

◆ユーロで借金していた企業や個人は倒産。

ユーロを借りていたお金が、ギリシャ・ドラクマでは2倍位に膨らんでしまう。

 

最終的には・・・「国を売る」って状態になるのかも?

売り先はドイツ?フランス?・・・もしくはソ連か?

 

「ドイツは・・・ギリシャがユーロから出て行かなければ、ドイツが出て行くぞ。」

って言ってるよ。

 

「日本も国民一人当たり830万円の借金がある、ギリシャの様にならないでね。」

 

MAHALO.