雪国まいたけ・・・

09313-3

ALOHA.

 

「あーあっ・・・最後の1鉢のプルメリアが腐って、根元からお辞儀してしまった。」

 

一昨年、ハワイ島ケアウホウで貰った赤い花が咲くはずだったプルメリア。

 

昨年は花を付けなかったが順調に成長していた。

「水を上げなかったが・・・少しは水を上げれば良かったのかな?」

「もう!我家はプルメリアを育てる事は止めた!」

ハワイでスクスク育っているプルメリアを日本に持って来ては駄目だな・・・。

 

 

何時もの様に、話は変わるが・・・。

 

昔々・・・おっさんが築地の広告代理店を辞めて、

お金に釣られて新潟の雪国まいたけの宣伝部へ転職した。

今、その雪国まいたけが大騒ぎしている様だ。

 

「雪国まいたけが創業者一族と経営陣との対立でTOB(株式公開買付)を実施。」

BCJ-22(投資ファンド)経由でベインキャピタルがTOB成立に必要な50.1%の株を

保有した様だ。

今後は、整理銘柄の指定となり、上場廃止になると思う。

「雪国まいたけの株を持っている人は・・・徐々に売り始めている様だ。」

 

おっさんは雪国まいたけに4年居たが・・・(4年しか我慢出来なかった)。

「雪の多さ」と「創業者である大平社長の我儘」と「新潟県民の県民性」に負けた。

 

【雪の多さ】

「雪が多すぎたね!」・・・冬はスーツ姿で長靴履いてた。

雪のピーク時は2~3 メートルの雪が積った。

毎日雪を見てると「雪が大っ嫌い」になる。

(昔、スキーをやっていたが毎日雪を見ていると・・・スキーが嫌いになった!)

朝、会社の駐車場の車を停め、帰りは車を探すのが大変。

「確か、この辺に停めた筈なのにな?」って雪掻きが始まる。

 

【社長の我儘】

「兎に角、我儘な社長だったね!」・・・酒もタバコはやらないが女好きだった。

もう、時効だと思うから言うけどさ、おっさんが居た時は愛人が取締役だった。

その取締役の愛人は工場長であり、レストランの責任者でもあった。

おっさんは、その事を知らなかったが、教えてくれたのは町の呑み屋のマスター。

「溝内さんは来たばっかりだから知らないと思うけど〇〇さんは社長の愛人だよ。」

凄いでしょう!町中の人が知ってるんだよね。(小さな町だからね。)

「上場企業のトップの愛人が役員の中に居ると思う?普通居ないよね。」

そして、CMや広告やキャンペーン企画にも口を出し捲る。

それが・・・全てイモなんだよね・・・おっさんはショッチュ喧嘩してた。

「東京に帰る!」って。

これも時効だと思うけど・・・(今だから言える。)

昔々「発掘!あるある大事典」にまいたけを取り上げて貰え!との指示。

ブッチャケテ言うけど、あれは1,200万円と企画書を提出すれば取り上げて貰える。

(企画書を書いたり、教授にデーターを依頼したり、尚且つ制作会社に1,200万円。)

正直、あの番組は「100%ヤラセ」そして「お金を払えば取り上げて貰える」

放映されると売上が3~4倍跳ね上がる。(1,200万円なんか痛くも痒くも無い。)

 

【新潟県民の県民性】

「ギャラが良かった!」・・・築地の広告代理店よりも沢山貰った。

東京から来る中途採用のギャラの良さは地元採用の連中も知っていた。

そして、地元採用社員の上司になる。

「妬まれたねーっつ!嫌味言われたねーっつ!・・・『都落ち』って。」

だから、地元採用の社員達とは親しくなれなかった。

特に、男がネチネチしてたね・・・。

「日本の県民性」って本に「新潟は杉と男は育たない。」って書いてあった。

「本当に・・・その通り!・・・女性は頑張るが・・・男が今一つ!」

 

長くなったが・・・。

雪国まいたけが上場廃止になっても、数年後は経営を立て直しして、

再度上場となると思う。

 

今でも・・・親しい友人は居ないけど・・・知り合いは居るから・・・。

「短期間であるが勤務した会社が・・・下降線を辿るのは寂しいもんだ。」

 

MAHALO.