親の主観で息子の将来を・・・

Princeville, Kauai Island.

 

ALOHA.

 

「昨日、家に帰って自転車を置いていると近隣の家から大声で聞こえた会話。」

 

中学3年生の息子と50代半ばの母親の会話。

母親「大学なんて行くのは無駄・無駄!行く必要無いわよ!」

息子「何で?」

母親「大学なんて行ってどうするのよ?」

息子「・・・。」

母親「私は大学に行こうと思えば行けたけど、無駄だと思ったから止めたわ。」

なんて話が聞こえた。

 

その母親は前にも書いた事があるが、

以前に「私は初めて働きに行くの。」と言いながら車でパートへ行っていた。

時給800円のパートに行く時に買って数カ月の新車を廃車にした奥さん。

とにかく派手好きで、しかも人を呼んで大騒ぎするのが大好きな奥さんだ。

関西生まれの関西育ちだが・・・言葉は「チョー」や「ジャン」の連呼。

 

お婆ちゃんが田舎からやって来るとテレビや車が新しくなる不思議な家でもある。

おっさんはお婆ちゃんと会うと何時も「いつ迄もお若いですね。」と挨拶すると、

お婆ちゃんは大喜びしていた。

 

「ここ数年、そのお婆ちゃんとはお会いする事が無くなった。」

ひょっとすると・・・身体の調子が悪いのかも?と想像してしまう。

 

今回の「大学なんて行くのは無駄・無駄!行く必要無いわよ!」は、

お婆ちゃんの身体と関係しているのかも・・・と思ってしまう今日この頃。

 

 

まあ、そんな事は置いといて・・・。

親子の会話で気になるのが母親が言っていた、

「大学なんて行くのは無駄!無駄!」

「私は大学に行こうと思えば行けたけど、無駄だと思ったから止めたわ。」の事。

 

 

◆「大学なんて行くのは無駄!無駄!」に付いて。

 

おっさんには無駄か?無駄じゃあ無いか?分からない。

無責任かもしれないが「人それぞれ」だと思う。

おっさんにとっては無駄じゃあ無かった。

 

マーケティング関連の仕事に就きたいと思い勉強や広告会社でバイトをし捲った。

どうせマーケティングの仕事をするのであればナンバー1の会社でやりたい。

当時の電通は入社試験の書類審査の段階で大学指定(ターゲット校)があった。

入社後、指定校以外から入社したのは全てコネ入社と言われていた時代。

(当時はね、今はどうなのか分からない)

大学に行かないと電通の試験も受けさせて貰えなかった、

しかも電通が定める指定校でないと。

だから2浪までして電通が定める指定校に入る必要があった。

 

「中学3年の頃は髪型の事しか考えて無いし、将来の事など1秒も考えた事は無い。」

だから大学に行くのは無駄と決めつけずに、もっと柔軟に考えて欲しいものだ。

 

 

◆「私は大学に行こうと思えば行けたけど、無駄だと思ったから止めたわ。」

 

「行こうと思えば行けたけど、無駄だと思ったから止めた。」

経験もしてい無いのに何故に無駄だと思ったのか?

実際に大学へ進学した知人や友人から聞いて、

こりゃあ「大学へ行くのは無駄。」と決めたのだろうか?

「だって、大学に行ってた人に聞いたら無駄って言ってたから。」って感じかな?

 

息子「何で大学に行けたのに行かなかったの?」

母親「行っても無駄だからよ。」

息子「何故?無駄だと思ったの?」

母親「だって、行った人が無駄だと言ったからよ。」

息子「人が言ったから無駄だと思ったの?」

母親「そうよ・・・行った人が言うんだから無駄なのよ。」

こりゃあ子供に言っても説得力はゼロだ。

 

50数年間で初めて本格的に働き始めたのが地元の小さなケーキ屋のパートじゃあ、

大卒、高卒、中卒何て考え無いし関係無いだろう。

 

「この息子も高校卒業後はフリーターになりそうな予感がするけど・・・。」

 

最近おっさんは考える事がある・・・もしも人生を遣り直せるのであれば。

・他人に負けないたった1つの優れた能力を持つ事。

・ニューヨークのビジネスマンと対等に交渉出来る英語力を持つ事。

 

「この2つの能力があれば、大学に入る?入ら無い?何てチャンチャラ可笑しいね!」

海外から労働力を輸入するのであれば、海外に優れた日本人を輸出していかないと。

 

 

【追記】

これが日本の大学の現実。(2017年調べ)

・大学進学率:50.1%

・大学数:764校

・定員割れしている大学数:229校(全体の39.4%)

(自分の名前だけ書けば合格出来る大学が229校もある、こんな大学こそ無駄かも?)

 

 

【おまけ】

昨日の湘南の夕焼け。

「これからの季節は富士山がハッキリとみえる様になるよ。」

 

 

MAHALO.