ALOHA.
「昨日は嵐の様な天気だった・・・我家は海に近いので風速15mの強風だった。」
外に置いてあるバナナとストレチアそしてサーフボードはギリギリ無事だった。
街が潮と砂で凄い事になっている。
この辺は、南風と雨が海の潮とビーチの砂を運んでくる。
植物達が、あっと言う間に枯れてしまう・・・リリコイ等は瞬時に枯れる。
(不思議なんだけど、ハワイ島のリリコイは海の側にあっても枯れない。)
車も自転車も直ぐ錆びる・・・これが「湘南」。
話は大幅に変わるが・・・。
「ニイハウ島事件」って知ってる?1941年12月7日に起きた事件(真珠湾攻撃)
ニイハウ島は御存知だと思いますが・・・個人所有の島。
所有しているロビンソン家とその一家の使用人そして純粋なハワイアンが住む。
外部との接触が断たれている島ですから、真珠湾攻撃のニュースも知らなかった。
日本の戦闘機ゼロ戦がニイハウ島に不時着した。(操縦士は西開地って人)
不時着した西開地操縦士を、
住民達はハワイ式の歓迎パーティーを開いてもてなしたらしい。
(島民は真珠湾攻撃は元より日本人が攻めて来ているなんて知らなかった。)
しかし、島民のカレオハノは西開地が持っていた書類と銃を取り上げた。
西開地は日本語と英語で「それを返して欲しい!」と訴えたが・・・。
ニイハウ島の住民はハワイ語しか話せなかった。
そこで、島民はニイハウ島に住む日系アメリカ人の原田さんに通訳を頼んだ。
西開地さんは、通訳の原田さんに「銃と書類を返して!」と言った。
その時に、ニイハウ島の住民達はラジオで真珠湾攻撃を知ってしまった。
状況は急変した。(そりゃあそうだ!西開地さんはハワイを攻撃に来たんだもん。)
「絶対に、銃と書類は返して貰える訳は無いよね。」
そこで、西開地さんと通訳の原田さんは・・・。
西開地さんの監視役を襲って銃を奪い・・・人質を取ってカレオハノの家に行った。
「残念、カレオハノは家に居なかった。」
その時、カレオハノは島民に「原田さんは俺達を裏切った!逃げよう!」
島民は「原田さんはそんな事をやる人では無い!」と聞き耳を持たなかった。
しかし、人質が逃げて島民に「原田達はヤバイ!逃げろ!」伝えた。
西開地さんと通訳の原田さんは、別の人質をとって「カレオハノを探せ!」と命じ。
でも・・・。
カレオハノは既に、カウアイ島に居るロビンソンに伝えに行っていて居なかった。
原田さんは「カレオハノが見つからないのであれば村人全員を殺す!」と脅かした。
人質達が、二人の隙を見て反撃に出た。
西開地さんは人質達に殺され・・・原田さんは人質から奪った銃で自殺した。
この「ニイハウ島事件」が原因で・・・。
ハワイ人は「日系人はアメリカ市民だろうが信用ならない。」と疑念を抱かせた。
また、日系人の強制収容に至る決定に影響したとまで言われているらしい。
日系人の差別、強制収容というような悲しい歴史があった訳だ!
何故?こんな事に?
西開地さんは・・・、
「日本兵として銃や書類をアメリカ側に渡せない!だって戦争中だもの!」
原田さんは・・・、
「米国人だが日本人というルーツを持つ者として、西開地さんを助けてあげたい!」
ニイハウ島の島民は・・・、
「日本人が真珠湾を攻撃している、銃や書類を取り上げないと島民が危険だ!」
其々の立場に立って考えると「誰も間違っていない様な気がする。全員正解だ!」
「全て、戦争が悪いのだ・・・真珠湾攻撃をした日本が悪い訳だ!」
(おっさんは・・・原田さんが一番可哀想だ!西開地さんが不時着して無ければ、
ニイハウ島民達と平和に暮らしていたのに・・・。)
一方、日系人で編成された部隊「442日系部隊」がある。
日系人への差別が横行する中で「私達もアメリカ人だ!」アメリカへの忠誠心の、
現れだったと思う。
この部隊は日系人の誇り持って命をかけて人種差別を無くそうと激闘した。
「ニイハウ島に不時着したゼロ戦がパールハーバー太平洋航空博物館に、
展示されてるんだって?知らなかった一度見てみたいが、日本人はヤバイかな?」
MAHALO.