やっぱり「てるみくらぶ」が破産申請・・・

ALOHA.

 

「今朝『てるみくらぶ』が東京地裁に破産を申請し破産開始決定を受けた。」

 

「やっぱり計画倒産だったんだな!」

申請時の負債は約151億円。

この負債金額には驚いた!(旅行業界では過去4番目の大型倒産。)

 

2016年9月期の売上195億円に対して負債151億円とは、何年間赤字経営だったんだ?

ここ数年間は資金繰りが厳しかったんだろう。

「現金一括キャンペーン」で現金を手にして回そうとしていた自転車操業。

 

債権者総数は3万6266名、うち一般旅行者は3万6046名。

150億円のうち一般旅行者に対する債務は約3万6046人に対して約100億円に上る。

 

日本旅行業協会だってこんな大きな金額を弁済出来ないだろう。

恐らく、日本旅行業協会が弁済出来る金額は1~2億円程度だろうから、

「皆さんの払込んだお金は100%戻って来ないと思う! 泣き寝入りだと思う!」

 

倒産理由は「事業拡大」

・対面販売や添乗員の増員等で人件費が増加。

・膨大な新聞広告出稿に伴う販管費負担。

・円安の影響で利益率は悪化。

・厳しい資金繰り(自転車操業)。

 

 

【おっさんが絶対に言ってはいけない事だけど・・・】

今は新聞広告出稿でモノが売れる時代じゃあ無いと思う。

全面広告(全15段)に魅力のある内容の広告を載せも「誰がその広告を見る?」。

丹念に新聞広告を見たり読んだりしているのは、コタツに入った老人だけだ。

※現金を沢山持っている老人がターゲット?

 

例えば、

読売新聞全国版の全面広告の1回の広告掲載料は定価約5000万円。(広告制作費除く)

毎月、毎週末に朝日・毎日・読売と3紙に全面広告やっていたらスゲー金額だ。

月4週として、5000万円 × 3紙 × 4週 = 6億円、これを数カ月続けてたら・・・。

※掲載回数が多ければ定価5000万円からの割引は大きくなるけど・・・。

 

5000万円の広告宣伝費を掛けた場合は5億円近くの売上が無いと効率悪い。

(5億円の売上げがあっても売上の10%が広告宣伝費だからね、非常に効率悪い。)

「てるみくらぶ」の新聞広告に掲載されている全てのツアーが完売したとしても、

どう計算しても・・・5億円にならないでしょう?2億円程度じゃあ無いの?

「2億円の売上を作るために宣伝費を5000万円も使ってたら会社は潰れるよ!」

 

この様に計算の出来ないクライアントが沢山あれば媒体や広告代理店は嬉しいね。

「広告代理店と新聞社はウハウハ?でも広告代理店への支払いも出来て無いかも?」

支払いされていなかったら・・・小さな広告代理店だったら潰れちゃうよ。

 

 

毎日、日本からのハワイに行く観光客5,000人弱がどの位減るのだろうか?

 

「ホノルル空港もこれで少しは静かになるかもね?今後は H.I.S の独壇場かな?」

H.I.Sの澤田秀雄氏は賢いからてるみくらぶみたいの事は無いだろう。

 

MAHALO.

 

 

 

 

 

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